ぼくたちは習慣で、できている。 佐々木典士

  • 2019年6月25日
  • 2020年4月25日
  • 読書
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はいさい&ジャンボ!!キリギリスでございます。

いや〜本間面白い本読みました。もう最高です。いや〜小説以外で、こんなに鳥肌が立ったのは初めてでは無いでしょうか。それぐらい、読んだ後の感傷に浸っています。有難う佐々木さん。

今回読んだのは文字通り、習慣についてのお話です。

自分自身、いつも年始に決意をし目標を立てます。しかし、1月を終わる頃には、目標を忘れまさに3日坊主状態になり、自己嫌悪状態になっていました。『なんて自分はダメな人間なんだ・・・。』そう30数年思っておりました。誰か代わってくれないかと。

まず前提に、人が取る行動には意識が関わっていないことが多い。意識や意思が行為の原因では無い。僕達は僕たちの王様では無い。その為、努力を習慣にするためには、自分を習慣の動物にすることが必要。

そして、朗報です。この習慣化には法則があるのです。マジかよ!!

習慣の力:習慣は3つの要素で成り立っている。

①トリガー②ルーチン③報酬

①トリガー:アラームをして朝起きるのは皆がやっていること。これを違う形で実践する。山口真由さんは東京大学を首席で卒業し、財務省の官僚を経て弁護士になり、ハーバード大学のロースクールをオールAで卒業した。この物凄い経歴の山口さんのトリガーは『机を見ること。』起床すると窓のカーテンを開けて、机を見る。椅子に座って、何の本でも良いから読み、母親が『朝ごはんよ』と呼ぶまでの10分程度を机の上で過ごす。机に座ることの抵抗が1日無くなる。

高校でも、ロースクールでも、朝の光を浴びたらまず机を見たとのこと。小さなトリガーから始まる習慣で、天才が作られた。

②ルーチン:トリガーで始まる決まった行動をルーチンと呼びます。シャワーを浴びたら、髪を乾かす。日常にも溢れた行動のことです。イチローはしんどい時の乗り越え方として、「日々やっている事を同じ様にやる事」を大切にしているとのこと。「心から持っていくのは難しいが、体をいつもと同じ様に動かせば、その内に心がついてくる。心が積極的になれない時のテクニックです。』いつもと同じ事をする事で、それに合わせて心が調律されていくのです。

③報酬:習慣を身につけることは、意志力を鍛え、誘惑を断てる様になることなどでは無い。自分が感じられる「報酬」と「罰則」を書き換えるということ。何度も何度も行動することで、実際に自分の脳に変化を起こす。側から見ると、アスリートなどもの凄い努力をしている様に見えるが、当の本人にとっては、努力をすることで失われる自由な時間と将来の報酬との比較が、検討する価値も無い。将来の報酬を圧倒的に大きく感じられる様になってくるため、決断など必要なく努力を続けることができる。

毎日やる、やり続ける。

そして、「毎日する」ということさえ決まっていれば、今日それをすべきかどうか悩むことも決断することも無い。下げて良いのは難易度であって、頻度では無いのだ。

EX:腕立て伏せ30回⇨腕立て伏せ1回毎日やる。1回腕立てを目標にしたら自ずと10回やっているものです。

という様に、習慣化には方法があるのです。確かに〜〜!!いつもかなり高いハードルを立てがちでした。ここにも落とし穴があったのです。『人は明日の自分をスーパーマンに例えたがる・・・。明日の自分はスーパーマンでは無く、今日の自分と同じ選択をする。』もうぐうの音も出ないとはこのことです。できる事をやり続けましょう。

1日を時間割で動くことで、あやふやだった自分のエネルギーを1日で、できることの総量を見える化することができる。特に土日なんかで時間割を作ってみると良いかもしれません。まずは己の力量を知るべきなのか・・。グハッ!!かなり少なそうな気がするのであります!!

心に残る言葉がありました。

今からやり直せよ

『10年後にはきっとせめて、10年で良いから戻ってやり直したいと思っているのだろう。今からやり直せよ、未来を。10年後、20年後、50年後から戻って来たんだよ今。』まさにグサッと来ました。

努力を習慣化できれば、あとはただ、コツコツと継続すること。習慣の継続が才能を作り上げる。チャンピオンの姿は誰に見られる事なく、汗だくになり息を切らして疲れ果てている人のことだ。高橋尚子さんの言葉も印象的でした。マラソンのスタート台に立った時に、「今までいったいどれだけ走ったか。残すはたった42km」

努力で不安に勝つのみ

まさに自分の為に書いて下さった本なのでは無いかと思いました。皆さんも恐らく、当てはまる部分があるのでは無いかと思います。キリギリス本人も、なんとなく不安を抱えて生きています。

不安は未来に対して感じるものです。そして今を大切にし続けた先に未来がある。そして1日1日の満足感を積み重ねた未来がおかしくなるはずがない。苦しみは敵では無く、それは共に戦う相棒なのだ。

今まさに自分に必要な本でした。今後も何回も何回も読んで心に刻んでいきたいと思います。

今から頑張る。そして頑張り続ける。そこに意志力などない。

苦しみ『これからちょっとキツくなるらしいぞ。やめとくか?』

ぼく『おいおい、誰にものを言っているんだ?』

さぁ決意を固めたら、とにかく走り出してみようではないですか。


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