石垣島鍾乳洞から、続けて見てくれてありがとう。
見ていない方は石垣島鍾乳洞編もチェックしてくれよな。
俺は、今心が錆び付いたおっさんの心をズキュンしてくれた旅を綴っている。
石垣島に感謝
あれだけ鍾乳洞に感動した話をツラツラと書き連ね、舌も乾かないうちにと驚かれるかもしれないが、川平湾を前にすると人間は誰しも皆圧倒的に無力なのである。
まさに
まさに
ズキュンッ!

どうだ、心が洗われる感じがしないか。
俺の心のシャッターはもう少し綺麗に写っていたんだが、アイフォンXを使っている為、申し訳ない。川平湾に謝罪したい。もっと綺麗なんだ。
5割り増しでもっと綺麗なんだと思って聞いてほしい。

今回奇しくもまたズキュンしてしまった。
水が綺麗なのは当たり前だ。透明感のある海を前にしただけで俺の心はズキュンしたりしない。
なんだろう、良い感じの距離感にある島の配置、砂浜と急に水深が深くなる青いコントラスト。
これはまさに、風景画を切り取った様な美しさではないか。
ん?違うか?
グラスボートに乗ってみよう。
川平マリンサービス 乗船料金:1200円 チケットは飛び込みでもすぐ買えたぞ、シーズンの夏は大変かもれない。 ブルーシールのアイスも特典として付いてきたぞ。言わずもがな旨しっ! もう1会社別にあるらしいが、そちらは事前予約をすると900円に割引される様だ。
幸せなグラスボートの旅を想像している人は気をつけて欲しい。
これはサンプルだ。少しゆとりがある様に見える。確かに幸せそうだ。

しかし、実際は難民船の如く押しこまるぜ。ギュウギュウもギュウギュウだ。
360度人間がガラスを見つめる様は、魚からすると大変怖い絵面だろう。
俺が乗った12月は少しコロナが落ち着いていたタイミングだったので、あまり気にしなかったが、気にしている人は要注意だ。発狂してパニックになってしまう人もいるかもしれない。
それぐらい密だ。
ギュウギュウもギュウギュウだが、俺はあまり気にしない。
いくら押し込まれようが、俺のウキウキは誰にも奪えない。
亀を見ると幸せになれる。
グラスボートに乗っている間は、船長がマイクを使って魚の説明などをしてくれる。
珊瑚礁や、変わった魚を見ながら船長の話を聞いているだけでとっても幸せな気持ちになるのだ。
そして船長が言った。亀を見ると幸せになれるよ・・・・。
ざわざわ・・・ざわざわ・・・ざわざわ・・・ざわざわ・・・
亀を見ると幸せになれるよの一言で、それまでニコニコと大人しくガラスを見ていた大人どもの雰囲気が一変した。ビリリッと鋭い眼光を飛ばして、魚を見つめている。
俺が、俺が、俺が、1番に亀を見つけるんだ。大人達の顔にはその言葉が刻まれている。
ビリリッ!狂おしい程に、瞬きもせずに、亀を探す大人達。
しばらくして、おばさんが急に叫び声を上げた。
右右右右右ーーーーーーー!!!
俺はびっくりした。すぐ横にいるおばさんだ。
もう船を操っているのは船長ではない。
このおばさんだ。
船は急激に右に舵を切る。
おばさんはまだ叫んでいる。
もっともっと右右右右ーーー!!!
数分船を右往左往した後、おばさんは言った。
亀だ。

冷ややかな気持ちでおばさんを見ていたが、亀を見るとやはり幸せな気持ちになった。
おばさんありがとう。
大人達は皆幸せを求めて、この人生を旅しているのである。
きっかけは亀でも何でも良いのだ。幸せになりたいのだ。
その後に、物凄くでかい魚を見て、俺の錆びた心はまたズキュンと震えたぜ。
GT現るっ!

もはやこの船のキャプテンと化したおばさんは、でっかい魚いるーーーっ!
とまた叫んでいたが、私は温かい気持ちで聞けていたよ。
おばさんありがとう。
そんなこんなで、錆び付いたはずの俺のハートがズキュンしっぱなしの石垣島旅行だ。
続いては水牛に乗って
ズキュンッ!!
した話をお届けしたいと思う。
くれぐれも言うが、俺は簡単にズキュンしない。
会社の歯車となって早10年。
錆びたハートの持ち主であることを分かって欲しい。
そんな俺のハートをズキュンした旅はまだまだ続くぜ。

ではまた次回だっ!またなっ!