どうも、私だ。
私は悲しい。

結婚というものは甘い生活が待っていると思っていた。
しかし結婚後の私はというと、妻の機嫌を伺いながらひっそりと生活している。
先日までダイエットに力を入れて取り組んでいたが、並行しながら妻の機嫌を取る為に料理と格闘していた。
私は在宅勤務中心で妻は会社に通勤をしている。
そのため、通勤時間分あなたが家事をするべきだ。と妻からご指導頂いているのだ。
むむむと思いつつも、少しの抵抗を試みるならば・・・駆逐されてしまう。
私は、承知いたしました。
少しの抵抗感を丁寧な言葉に含めながら、受け入れている。
現在、家の家事の8割は私が担い、妻は2割という状況だ。
私が料理をしているからといって、忖度をしてくれる妻ではない。
「あなたの為にならないから、率直に言わして頂く。これ不味いよ」
マジかよ!?不味いだって?
俺は結構美味しいんだが・・!?
妻の母は専業主婦で、結婚するまで実家でご飯を食べていた為、舌が肥えたままなのだ。
私は、ブラック企業に就職後、1人暮らしで適当な食事を食べてきていたため、食事の許容範囲が多少幅広いのかもしれない。1人暮らしの時は、米の上に納豆とキムチと豆腐をかけて食べていた。
そんな私が、妻の母に料理の味で勝つことはできない。
しかし、毎日「あなたの為にならないから、率直に言わして頂く。これ不味いよ」と言われ続けるのも辛い。
私はじっくりと考えて、結論を出した。
妻の母があまり作らない物なら、味の比較にならないのではないか。
そうだ。初めての料理であれば、不味いかどうかの判別にならないではないか!
暗闇の中に光を見つけた瞬間だった。
フランスの郷土料理「アリゴ」
こんな料理名すら聞いたことないだろ。
私も初めて聞いた料理名だ。
(材料) じゃがいも✖️4個 生クリーム100CC バター✖️大さじ2 モッツァレラチーズ200g~300g 塩適量
材料はこれだけだ。
モッツアレラチーズに生クリームが良い値段する為、1000円ぐらいかかるぜ。
手順を紹介しよう
・まずはじゃがいもの皮をむき、鍋に水を入れ、柔らかくなるまで茹でるべし。
・茹で上がったら、じゃがいもをつぶす。
・つぶしたじゃがいもを鍋に再投入し、モッツアレラチーズと生クリームを鍋にぶち込み、火にかけながら混ぜる。焦げない様に注意するんだ。粘り気が出るまで、ひたすら混ぜるべし。
・ヘラを高く持ち上げ、生地が餅の様に伸びる様になったら、器に盛り付け、温かいうちに食べるべし。
※冷えると、伸びが悪くなるぜ。伸びが悪くなると美味しく無いのだ。

良い感じのソーセージとプチトマトとパンをお洒落なお皿に添えて、妻に提供した。
え〜〜可愛い〜〜!初めて食べたけど、とっっっても美味しいよ!!
そういうことだ。むははは!
ビジュアルと食べたことない料理だと比較対象が無く美味しく感じるのだ。
攻略法を掴んだ私が次に作った料理はこれだ。
ここで立ち止まる訳にはいかない。
行くとこまで行くぜっ!行くぜっ!
シャキシャキのズッキーニ!!
そういうことだ。
ピクルスはあっても、あんまりズッキーニ料理を食べたこともないだろう。
実家でも食卓に出てきたことは1度も無いぜ。
(材料) ズッキーニ1本 (A)ごま油✖️大さじ1 (A)鶏ガラスープの素✖️小さじ1 (A)しょうゆ✖️小さじ2 (A)鷹の爪輪切り✖️小さじ1 (A)白いりごま✖️大さじ1
材料はズッキーニだけだっ!そう、ズッキーニだ!
手順を紹介しよう。
・ズッキーニを薄切りにする。
・ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで1分30秒~2分加熱する。
・その後(A)を入れて、和えます。
・10分ほど置いて味をなじませ、お皿に盛り付けたら完成だ。
めちゃくちゃ簡単で本当に美味しいのか心配になるぐらいだ。

簡単だが激うまだっ!
もうシャッキシャッキで、心地良い歯応えとビールに凄くマッチして、箸が止まらなくなるぜっ!
これも辛口の妻に出したところ、凄く美味しい〜〜っ!と感想を述べていた。
正直、この前作ったポテトサラダの方が美味しかったけどな・・と内心思いつつ喜んでくれて安堵したのだ。
世の中の妻の機嫌を取るために料理に精を振う男達よ。
味の正解を知っている料理を作るよりも、未知の料理を作った方が結局ハードルも下がるし楽しいのである。
辛口の妻と生活する諸君には、参考にしてもらいたい。
ではまたお会いしましょう〜っ!
